疲れやすいのは

かしこく聡明に

あさです。お読みくださってありがとうございます。

小学校で教師をしています。学校心理士でもあります。

仕事柄、児童生徒と関わることが多いです。特に、学校生活がうまく送れない子供たちと活動することが多く、何とかしたいと思っていました。脳の働きを調べると、子供たちが困っていることとリンクすることがありました。

脳のエネルギー源は

脳のエネルギー源はブドウ糖です。

脳に送られる血液にブドウ糖が混じって運ばれると言われています。門のようなものがあって、そこを通れるのがブドウ糖だけらしく、たとえばタンパク質の粒とかは通れないのだそうです。

ブドウ糖は、ご飯やパンが分解されてできるものです。ご飯を長く噛んでいると甘くなりますよね。それがブドウ糖なのです。中学校の時に、そんな実験をしたことを覚えている方もおられるかもしれません。

中学校の実験ではでんぷんが〇〇に変わる?

中学校の実験は、試験管の中にでんぷんのりを入れ、そこに唾液を入れたものと入れないものを作って、変化を見るというものです。温度なども変えて、つまり、唾液、つばに含まれている酵素の働きで、でんぷんが変化するのを確かめる、という実験です。

ややこしいことは別として、唾液に含まれる酵素が働くと、でんぷんは麦芽糖(ブドウ糖が二つくっついたもの)に変わるのです。元々でんぷんは、ブドウ糖の分子が千個ほどくっついているそうなので、唾液の酵素によって小さく分解したということでしょう。

分解したブドウ糖が頭の中に入ってエネルギー源になるというわけです。

脳の中のエネルギーについては細胞レベルでいろいろあるらしいのですが、今回はちょっと脇に置いておきます。

脳は食いしん坊

ところで、脳はたいへんな大食漢です。

人間の体の中で、脳の重さは2〜3%ですが、エネルギーは18%も消費するそうです。

たとえば、体重60kgの人間の脳は1.2kgに当たりますが、必要なカロリーは、一日で480kcalほどになります。(1日2400キKcal摂取するとして計算中)

これをベースに計算すると、もし脳だけで体重が60kgあるとすると、必要な1日の総カロリーは人間60kgの10倍となりました。

つまり、1日に、ご飯茶碗軽く7杯分、味噌汁2杯、目玉焼き、秋刀魚の塩焼き、豚肉の生姜焼き、野菜サラダ、ほうれん草のお浸し、筑前煮、みかん1個、りんご半個、牛乳1本ほど食べた場合に2400kcalぐらいになるそうですので、(越前中学校給食スクールランチより抜粋)その10人前で24000Kcalになる計算です。

なかなかの量です。

脳の重さが1.2kgでよかったです。これがもっと重かったら、もっとカロリーがいることになりますので、私たちは今までの倍以上、食べないといけなくなったことでしょう。食費が跳ね上がることは間違いありません。

というか、まず首がその重みに耐えられないでしょう。肩こりもひどくなるかも、です。

脳にはエネルギーが必要です

とにかく、脳を働かせるにはエネルギーが必要です。

私が勤めている学校でも、朝食を食べてこなかった児童生徒は、午前中、気だるそうにしています。

生活リズムが整っていないので、気だるいのは仕方なく、それは食事とは無関係かもしれませんが、やはりエネルギー切れというのはあるでしょう。顔色もよくないように思います。

一方で朝食を食べると、体内リズムが整い、心と身体の状態を活動へと向けるとも言われています。

早寝早起き朝ごはん、とよく言われますが、これは本当にそうなんでしょうね。朝食を食べて、1日元気に過ごしたいものです。

今回はここまで。

お読みいただきありがとうございました。

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