悩める離乳食 中期の調味料は「空腹」で

子育て親育ち

さて、離乳食を始めて1ヶ月経ちました。

いわゆるゴックン期からモグモグ期に突入です。

食べる回数も2回食になり、最初は1回食の3分の1ぐらいから始めて、少しずつ増やしていき、だいたい同じ量を2回食べる感じにしていきます。

この頃になると、予防注射の接種があったり、熱が出たりと事件も起こりやすくなります。

ですかから、私は、あくまで、胃腸の消化の練習と赤ちゃんのお口の動かし方の練習と思ってきました。

平成の育児のバイブル「育児の百科」(松田道雄著)によると、もう少しアバウトで、「1回目の食事はお粥にバナナ、豆腐。2回目はトーストと牛乳、ヨーグルト」なんて書いてありました。

松田先生は、離乳食作りに時間を取られるより、赤ちゃんを外に出して空気を吸わせ、外界の刺激を与える方が、健康にずっといいというお考えでした。

私は、それを信じて、赤ちゃんとよく外に出てお散歩をしていました。

食べさせるものは、ゴックン期よりもう少し形のあるみじん切りした人参とか火の通った豆腐、お魚やお肉を茹でで出し汁で伸ばしたもの、しらすを湯通しして小さくしたものなどでしたが、とにかく、手間をかけず、そこらにあるもの(つまり旬のもの)を食べさせるのを旨としていたのです。

冷やご飯を出し汁で煮て、そこに野菜のみじん切りや魚を混ぜ、柔らかくなったら、お椀で潰してあげてもいました。

毎日、毎度、その方法ではなく、予防注射や検診のある日など、ちょっとバタバタする時は、雑炊風。作り置きができる時はお粥に野菜、肉のみじん切り、なんて感じです。

市販の離乳食も利用しましたが、赤ちゃんは家で作ったお粥の方が好きみたいでしたし、下の子はよく食べたので、市販のものでは足りなくて、結局、雑炊風を追加という感じでした。

お椀は、すり鉢のようになったものがあって、食べさすときにスプーンの裏でゴリゴリして潰していましたが、その都度、様子に合わせて、潰し方を変えられて、私は便利でした。

今は情報も多くて、色々な離乳食がありますが、一番美味しい味付けは、結局「空腹感」だと思います。

外に出て空気にあたり刺激を受けると、離乳食をよく食べたがりました。

お腹いっぱい食べると眠くなって、寝てくれ、そのあと、2回目の離乳食まで保つので、2回目もスムーズに食べられ、ご機嫌もいい感じです。

赤ちゃんも日によって調子が違うし、こっちのご機嫌や健康状態も違うので、毎日happyというわけにはいきませんが、できるだけ、「お腹を空かせさせ、一度に食べさせる」を繰り返すのが、効率的です。

私は面倒くさがりなので、離乳食も大人の料理からとりわけられ、食べさせる時間も短く、さっさと寝てくれるをモットーとして取り組んできました。

ひとえに、自分が楽をしたいからです。

そのために、朝は早く起こす(というか勝手に起きているのでそれ以上眠らさない)お腹を空かさせて食べさせる、できるだけ運動させるの3点に気をつけてきました。

楽していると、食べなくてもそんなものか、と思えます。ついでに自分のご飯も食べていますから、時間的にもロスがない

まあ、一緒に食べるというのは、こっちは食べているのか食べていないのか、わからない状態ですが。

赤ちゃんだけを食べさせ、後で自分一人が食べようと思っても、向こうは、触ってくるしひっくり返すし、何でも口に入れるし、でどうせ、何を食べているのかわからない状態になります。結局、どうやったって大変なのです。私は、自分が口に入れて食べている間に赤ちゃんに食べさせる、という方式で、なんとか乗り切りました。

一生、こんな調子が続くのか、と思っていましたが、ちゃんと時間が経つと、自分で食べるようにもなるし、大人の食事も少し余裕が出てくるようになるし、だんだんと手が離れていきます。

3歳を越えるまでは、大人の食べているんだか何なんだか、はずっと続きますけど。

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