悩める離乳食 初期編

子育て親育ち

さて、娘のところも離乳食を始めることになりました。

初めての離乳食。朝の10時ごろ開始。10倍粥(米:水を1:10)ドロドロにしたものを小さじ一杯。固さはヨーグルトくらいです。

朝10時、というのは、だいたいこの時間なら、落ち着いて離乳食をやれるし、もしアレルギーがあれば病院に行けるということからの時間です。食べる分には夜の8時でもいいけど、病院には行きにくいですからね。

また、だいたい毎日、決まった時間に食べさせたいです。だって、大人の私も、食べる時間が日によって違うと、調子が狂ったりしますでしょう。毎日同じくらいに食べると、お腹も、消化の時間だと思って働きやすくするため準備できますから。

ものには、一応、理由があるのです。守れそうなことは守って取りかかればいいのだと思います。

そんなことを話すと、娘はとてもホッとしていました。なんだか、とても大変なことのように思っていたようです

最初の1週間はこんな感じ。

私は、自分の時は、松田道雄先生の「育児の百科」を読んでいてちょっと安心していました。なぜかというと、昔の子育てのことを考えるようになっていたからです。たとえば江戸時代、おっぱいが出ないお母さんや、お母さんが亡くなってしまった赤ちゃんが大勢いたはずです。今のように、哺乳瓶も粉ミルクもなかったですから、当時は、貰い乳と重湯でしのいでいたのではないでしょうか。

近所の赤ちゃんの母に、そのおっぱいを飲ませてもらい、ご飯を炊く時の途中、上澄液(重湯)を取り出して、匙なんかで飲ませ、ご飯が食べられるまで、命をつないでいたと思われます。

だからそういう赤ちゃんは、4ヶ月か5ヶ月になったら、お粥さんのもっとドロドロしたものを食べていたでしょう。近所のお母さんにおっぱいを飲ませてもらうと言っても、毎日、朝から夜中までというわけにはいかないですもの。

そういった時代を生き延びてきたご先祖さまのおかげで、今日の私が居て、娘がいるわけです。

あんまり大胆なことも怖いですが、お粥や重湯は赤ちゃんにとって悪いものではないと思いますので、赤ちゃんの口、赤ちゃんのお腹がなれてくれればいいなあと思います。

1週間が過ぎれば、今度は野菜です。

これもドロドロにしたものを少しずつ上げていきます。

人参や南瓜、さつまいもやじゃがいもなどがおすすめです。

度々、ミキサーにかけたりすりつぶしたりするのは大変なので、野菜を柔らかく茹でたら、茹で汁を少し混ぜてすりつぶし、小さじ一杯ずつ冷凍しておくのが簡単ですね。それを食べる前に電子レンジにかけ、冷ましてからあげればいいのですから。

ただ、野菜やお粥の冷凍は1週間で食べ切れるようにしてください、とのこと。細菌の繁殖や品質の劣化を防ぐためのようです。

野菜は、最初は1種類ずつ食べさせます。離乳食開始から2週間を過ぎると、野菜は小さじ3杯ほどをあげることになりますので、たとえば、人参2さじ分、キャベツ1さじ分とすると、バラエティ豊かになります。

最初の頃、1種類ずつ食べさせるのは、たとえばアレルギーが出てしまった場合、人参とキャベツを食べた時なら、どっちがその原因かわかりませんが、1種類なら特定できるからです。離乳食が進んで、たとえば人参とキウイを食べてアレルギーが出れば、新しい食材がその原因と推定できます。

タンパク質も取り入れていくのですが、まずは、豆腐を電磁レンジにかけて潰してあげます。そこから白身魚なども取り入れていく流れとなります。

離乳食を始めてから、少しずつ、量や内容が増えていく感じです。でもまだまだ、食べる練習です。

栄養補給ではありません。だから食べない日や嫌がる日があっても大丈夫です。

ドロドロのものをごっくんする練習。赤ちゃんの身体中が、初めての経験です。もちろんお母さんだって初めて。二人目さん三人目さんだって、その赤ちゃんとは初めてですもの。大丈夫大丈夫、最初の一歩ですもの。うまくいかなくても当たり前。

そう思って、ゆったりと進めていきましょう。

(日にちと量の配分は、工藤紀子医師の提案を参考にしました。)

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