こんにちは、あさです。
学校心理士、小学校で教師の仕事をしています。仕事柄、どうしたら賢くなるのだろうと考えることが多く、
わかってきたことを備忘録的にまとめてみました。
神経細胞の数は赤ちゃんの時が一番多い
生まれたての赤ちゃんの神経細胞の数は、人生の中でもっっとも多いそうです。
成人の1.5倍ほどあるとか。
しかし成長するにつれて、細胞の数は減っていきます。
残念。赤ちゃんの時の細胞の数が残っていたら、今頃私は、大天才だったのに。
でも実は、神経細胞同士を繋いでいくネットワークはどんどん増えているそうです。
刈り込みが行われる
これは、NHKのヒューマにエンス「三つ子の魂 小さな体のビックバン」という番組で、生まれたての赤ちゃんの脳は、何ヶ国語も習得してしまう柔軟性を持つと言われていました。私たち日本人が苦手な「R」と「L」の発音の違いを聞き分けたり発音したりする力も、生まれつきどの赤ちゃんも持っているそうです。
ただ、成長の過程で、これは使わないなと思うと、刈り込みを行い、それができなくなるそうです。
もし、私が赤ん坊の時から「R」と「L」を聞き分けられる脳を持ち続けていたら、今頃は同時通訳者になっていたかもしれませんが、聞き分けられたところで、他の力が育っていなかったでしょうから、結局、宝の持ち腐れになっていたかもしれません。
赤ちゃんは、使わない部分は捨ててしまいます。その代わり、神経細胞シナプスをつないで、巨大なネットワーク社会を脳の中に作り上げているのだそうです。
ものを溜め込んでおきたい私ですが、捨てることで、現在の質を高めているということかもしれません。
脳細胞は1日に10万個死んでいく?
脳細胞は1日に10万個から20万個死んでいくと言われています。(そうでなくても少ないと思われるのに、やめてほしい。)そして、もう再生はしないそうです。
まあ、誰が数えたのかわかりませんし、細胞レベルだと、小さすぎて、10万個なんて大したことがないのかもしれませんが、それでも、脳細胞が死んでいくと言われれば、頭の中がスカスカになっていきそうで、ちょっと恐怖を感じます。
ただ、脳内の神経細胞は1000億個くらいあると言われていて、1日20万個死んでいったとしても90歳になった時点で全体の6%ほどしか減っていない計算になるそうです。
たいへんホッとする話ですが、いつまでも脳もクリアでいてほしいし、体も元気に動いてほしいものだと、しみじみ思います。
素晴らしきネットワーク
こんな私たちの脳では、神経細胞が単独ではなく互いにつながり合い、ネットワークを作っています。高密度な群れを作って情報処理をしていることがマウスの実験でも確認されているそうです。
このネットワークは精密で、その中の細胞がいくつか無くなってしまっても大丈夫なくらいらしく、また、個々の細胞では足りない作用を増強している働きもするらしいです。
頼んだぞ、神経細胞のネットワーク。まかせた。
と安心できとところで、今回はここまで。
お読みいただきありがとうございました。