賢くなりたければ、〇〇しなさい

かしこく聡明に

ちょっと前にベストセラーになり、今でも本屋に横積みされている本「運動脳」というのをご存知でしょうか。

スウェーデンの精神科医、アンデッシュ・ハンセンが書いた本です。

スウェーデンでは徴兵制を実施しており、その際に行う身体・知能検査などのデータが集積されているそうです。これを基に、さまざまな調査や研究が行われているそうです。

アンデッシュ・ハンセン医師はこういったデータを元に、運動は認知機能を向上させることを確認しました。記憶力や想像力、注意力や集中力を高めることがわかったそうです。

研究では、知能にも多少の影響があるという結果も出ているそうで、楽して賢くなりたい私が、この事実を見逃すわけにはいきません。

読みました、読みましたよ。

走ったり早歩きをしたりすると、通常より、20%多く脳に送られる血流が増えるそうです。脳に届く酸素や栄養がそれだけ増えるというわけです。

ただ、残念なことに、この効果は1〜2時間程度しか持続されないそうですが。

でも、BDNFという腦が作り出すタンパク質が、運動によって増えるそうです。

このBDVFが、脳細胞を形成したり記憶力を高めたりして、脳の働きを促進すると言われています。

どんな運動をどのくらいすれいいのでしょうか。

BDVFの生成だけを思えば、心拍数を上げる運動を1日に30分〜45分、それを週に3回ほど行うのが良いとされています。心拍数を上げるのが目標ですから、テニスでもジョギングでも、何でもいいのです。とにかく、体を動かすこと。そこが大事なんです。

ただ、BDVFは、今日運動したからといってすぐに生成するわけではありません。数ヶ月、運動の継続を行う必要があります。何ヶ月か続けていく中で、脳はBDVFを作り出すのだそうです。

ここまで聞くと、なんだか、面倒な気持ちになってきませんか。

運動するのがめんどくさい、と思いますよね。

私もそうです。

実は、これは脳の生き残り作戦の一つなんです。

私たちホモ・サピエンスは、長い年月、過酷な自然の中、生き残ってきました。できるだけカロリーを摂り、病気にならないように体を労わってきました。食べ物が豊富でない原始時代は特に、「食べること」「体を動かさないようにすること」は必須条件でした。

今でも脳は、その頃の食料難の時代そのままに生きています。

歩くより車に乗る、階段を上るよりエレベーターに乗る、お腹いっぱいでもデザートは食べる。

あれ、これって私ですか?

いやいや、楽して賢くなるために、今日の私は、少しは頑張りますよ。ちょっと歩いてきましょうかね。

では、今日はここまで。お読みいただきありがとうございました。

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