こんにちは。あさです。
学校心理士、小学校で教師の仕事をしています。仕事柄、どうしたら賢くなるのだろうと考えることが多く、
わかってきたことを備忘録的にまとめてみました。
脳は、粘り強い?あきっぽい?
脳は粘り強いのでしょうか。それとも飽きっぽいのでしょうか。
実は脳は、飽きっぽいのです。同じことを続けていると刺激が欲しくなり、今取り組んでいる事が嫌になってしまいます。
小さい子供たちの中には、滑り台で遊んでいてもすぐに飽きて、「次はブランコだ」と別の遊具に写ってしまう子供がいますよね。
あれって、脳にとっては当然のことなのです。
同じことをしていると、あくびが出たり、嫌になってきて休憩したくなったりするのは、脳が「飽きてきた」とサインを出しているのだそうです。
そこで私たちは、お茶を飲んだり、伸びをしたり、あるいは仕事を放り出してしまったりするわけです。
飽きっぽい脳には〇〇
では、飽きてきた脳に続けて仕事をさせるのにはどうしたらよいのでしょう。
脳に、これは新しいことですよ、と勘違いさせるのです。
こちらが、自分の脳をだまさなくてはいけないということです。
今やっていることは、これまでやっていることと違うのか、と脳が思ってくれるように仕向けるのです。
でもそんなこと難しいじゃないですか。
だって、たとえば今、書類を作成していたとして、それを続けるわけですから、書類を作成すること以外の仕事にとりかかるわけにはいきませんよね。
この仕事を続けなければいけないのですから、ここではまず、飽きっぽい脳には、新しいことということだけ覚えておいてください。
わかっていれば、譲れることもある
ところで、皆さんは何かをしていて怪我をされたことはありませんか。
たとえば、キュウリを切っていて指を傷つけたとしましょう。
指は痛みを感じやすいところですので、傷口を見なければ、大怪我だと思うことがあります。
血も結構出てきますので、これは大怪我だと思えたりします。
しかし、傷口を見ると、案外、たいしたことがない場合も多いです。
つまり、痛みだけで判断すれば大きな怪我だと思えることも、傷口を見ればその怪我の程度を正確に判断できるわけです。
これと同じことが、仕事の場合でも言えます。
飽きてきて書類を作り続けるのが難しい場面で、これは脳の特性だと思うと、ちょっと気を取り直すことができます。
もう、だめだ、仕事が続けられないと思うより、ああ、今、脳が飽きてきたと思っていると考えるだけで、また書類作成に取りかかれるのです。
子供達の場合でもそうです。場面や状況によっていろいろありますが。
そのことについてはまた書きますが、今回はここまで。
とにかく、脳は新しいことが大好き なのです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。